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製品・メンテナンス


アルカリ洗浄装置

アルカリ洗浄装置(AT形)

《 概要 》

最近浄化槽汚泥中に油分(ノルマルヘキサン抽出物質中の動植物油脂類など)を多量に含んでいる場合があります。温度が下がると固まり易くスクリーン素子に付着し、目詰まりを起こす例が増えて来ております。目詰まり状態が進行しますと、洗浄水だけでは十分に回復せず、比較的短時間で再度目詰まりすることがあります。スクリーンの目詰まりは油脂分にし渣が混ざることにより発生します。スクリーンに付着する油脂分は水に難溶性ですが、アルカリ中では水溶性に変化します。油脂分が多い場合、アルカリ水溶液での洗浄と水洗浄を交互に行うことにより、洗浄効果を高めることが出来、比較的簡単に洗い落とすことができます。また水洗浄を温水洗浄に変更しますと完璧な洗浄効果が得られます。

《 構造・操作 》

アルカリ洗浄装置はアルカリ液を希釈貯留するアルカリタンク、混合液を撹拌する攪拌機、アルカリ液を噴霧するアルカリポンプ、アルカリ液をレベル制御するレベルスイッチ、圧力計ユニットから構成されています。

まず水をタンクに規定量供給し、アルカリ原液を規定レベルまで投入した後、攪拌機を一定時間運転します。これでアルカリの希釈作業が完了します。この操作は全て自動制御することが出来ます。

次にアルカリポンプを起動して、スクリーンを一定時間アルカリ洗浄します。その後、アルカリと油脂分の反応時間が経過した後、水(湯水)洗浄との交互洗浄を、目詰まり状況により2~3回繰り返します。これでアルカリ洗浄工程は完了します。この操作も全て自動制御が可能です。

《 図面 》

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