計量タンク(TK形)
《 概要 》
細目スクリーン他各種ドラムスクリーンへの投入量を調整する為に、投入ラインに計量タンク(流量調整タンク)をセットします。スクリーンにおけるろ過状況を見ながら、流量調整ハンドルを廻して流量を調整します。
計量タンク(電動流量制御式)
計量タンク操作盤
計量タンク(凝集反応機能付)
《 構造・操作 》
計量タンクには排出側(スクリーンへの供給側)固定堰とリターン側可動堰が取り付けられています。原液はタンク底板の供給口より投入され、バッフル板で流速を緩衝され、タンク上部に上がって行きます。そこで可動堰を操作することで、排出量を調整計量された原液は、排出側堰よりスクリーンへ供給されます。またオーバーフロー液はオーバーフローノズルより受入槽へリターンします。可動堰はハンドル流量調整ハンドルを回転させて作動させ、流量目盛を確認しながらスクリーンへの供給量を調整します。タンクには照明灯(LED)を設置し、流量調整の作業がし易くなっております。スクリーンが過負荷(オーバーフロー)となった場合に、破砕投入ポンプを停止しないで、スクリーンへの供給をストップし、全量受入槽へリターンさせる構造の計量タンク(エアーシリンダ駆動リターン堰式緊急ブロー形)も用意しております。また供給量を遠隔操作で調整計量出来る計量タンク(電動シリンダ駆動リターン堰式)も開発しております。
また、計量タンクに凝集反応機能を組み込んだ形式も製造しております。
攪拌機を不要とする構造の為、繊維質が撹拌羽根に絡まる問題もなく、また撹拌羽根がフロックを破砕することもなく、被処理液と凝集剤とを簡易に撹拌・混合・反応させることができます。さらに撹拌動力を使用しないため、電力コストもかからずに済みます。
(特許第5763391号)
《 図面 》
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